東武線東向島駅前、東武博物館の正面入り口のまん前の「廣寿司」さんは、昭和32年に鮮魚業からお寿司屋に転業して46年目の美味しいと地元で大評判のお寿司屋さんです。
奥様の訓子さんが本紙Avenue78号の“すみだこの人に乾杯!”にご登場。その際「お店の改装が目標」と抱負を語られ、同じく77号の“企業訪問”でご紹介した建築設計事務所『(株)ID・アーキテクツ』さんとのご縁が出来て、今回大々的な改築につながりました。「30年間一度も手を入れたことが無い」というお店は「お寿司は云うことないのに、お店がねぇ…」との声もありましたが、4ヶ月の改築改装期間を経て6月16日に新装開店。外観はもちろん店内も美事に変身! 墨田で一番おしゃれなお寿司屋さんに大変身です。
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明るくなった店内は、女性にも入りやすいと好評です。
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堀り炬燵でゆっくりできるお座敷は12名様迄御利用になります。
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カウンターは全部で9席。
上部の古い看板は 唯一廣寿司の歴史を物語る。
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設計管理の(株)ID・アーキテクツさんは、外観デザイン担当のご主人、使い勝手と内装担当の奥様の息もピッタリの建築設計事務所で廣寿司さんの店舗改築のお話が出て丁度一年で数々の難問をクリアして完成。「どうしてこんなに変わるの…」と感激するほどの出来栄えです。工事中の幕が取れてお店が姿を現すと、通りがかりの方がみんなビックリ!「いつから開店ですか?」と声を掛けられ、ご近所の方も楽しみされていたようです。
ご夫婦に82歳の元気な現役お母さんと弟さん、新装に伴い娘さんもスタッフに加わり和気藹々の家族経営です。改築中は思い切って全面的に休業して、ご夫婦でお料理教室に通い創作料理を習って、お寿司はもちろん懐石料理やデザートなど幅広くお客様に満足の逸品を楽しんで頂きたいとご夫婦で精進し、新装開店に備えたと言う意気込みです。
地元に永く可愛がられたお店だけあって、開店をお祝いしてのお花が数え切れないほど…。お花様がテーブルを占領してしまう嬉しい悲鳴です。14、5人のお座敷、カウンター9席、テーブル10席の店内は、ゆったり落ち着いて美味しいお寿司が心行くまで楽しめる配慮がされています。改装すると値段も高くなる…とよくいわれますが、据え置きで、並900円、上1,400円、特2,000円、おまかせ2,500円、ランチは850円から。地酒やワインも揃っています。目利きの男性陣が毎日築地から最上のネタを仕入れ、この道46年のお母さんがシャリを切る…。兄弟で下ごしらえし握るお寿司。奥さんの元気な笑顔!これで美味しくないわけはないでしょう。
リニューアル早々、常連客、新しいお客さま、宴会で大忙し。これから墨田のNo.1のお寿司屋として高い評価を得て行くのに違いありません。女性にも優しいお店で、一人でもお気軽に入れて、帰りたくないお店です。元気なお母さん、奥さん、お嬢さんの明るい笑顔が一層お寿司を美味しくさせます。 |