区民待望の新タワーが業平橋・押上地区の東武鉄道用地内に建設される事が3月31日に決定しました。
2011年の地上デジタル波放送への移行に伴い、現在の東京タワーの高さでは全域カバーは不可能で、新たに高いタワーの建設が検討され、各地で活発に誘致活動が進められていました。候補地が出揃いソロソロ仮決定を…の時期、最終コーナーに入ってから名乗りを挙げた墨田区が圧倒的な高得点を得て、昨年3月28日に第一候補地に選ばれました。
しかし、最終決定は夏との話が年末に延び、春に延び、区民をヤキモキさせましたが、遂に、みんなが待っていた朗報が届いたわけです。ビッグニュースなので、マスコミの取材合戦や勇み足もあり、3月31日以前に既成の事実として区内を駆け巡っていましたが、正式発表がされるまでは落ち着かなかったのは区民共通では…。
すみだが最終的に決定されたのは…
第一候補地に決定した理由
1.既にタワー用地があること。
2.用地所有者と事業主体者(東武鉄道)が同一であること。
3.交通アクセスが至便のこと。
(東武伊勢崎線・京成押上線・東京メトロ半蔵門線・都営浅草線)羽田・成田両空港に直結。
4.城東地域の活性化へ大きく寄与する可能性。
5.地域住民の理解と待望
以上の5点がクリアーされていることでした。
そして、最終決定へのハードルとして
1.お隣の台東区と市民・行政が一体となった観光や様々な活動の支援・推進が得られること。
2.地元住民の受け入れがあること。
3.都市防災に関する行政支援がされること。
が最終課題として提示されましたが、1.は、第一候補地に決定後の7月22日に墨田・台東両区地元推進団体による「新タワー誘致推進連絡会」を発足、協力体制を構築。2.に関しては地元町会、商店街のみではなく墨田区全体で「タワー」を待つ気運が拡がり、3.の防災等については日頃より防災意識は他区に先駆けて浸透し、各種取り組みの蓄積とノウハウを持つ墨田区で、タワー完成後のデジタル波活用による防災情報等の伝達にも大きな力を発揮出来る、との判断で決定されました。墨田区は、両国国技館誘致や、江戸東京博物館の誘致の際にも他地域を抑えて選ばれた実績を重ねています。 |