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すみだ小さな博物館  墨田区のトータル情報サイト『アベニュー』
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 墨田区では区内の産業活性化と伝統工芸技術の伝承のために昭和60年から3M(マイスター、ミュージアム、マニファクチュアリングショップ)運動が推進され、61年に小さな博物館が7館誕生、現在は27館となっています。是非お出掛けください。

べっ甲資料館〔磯貝ベッ甲専門店〕
 平成元年ベッ甲資料館に。鼈甲細工は日本人が古くから慣れ親しんだ装飾品で、資料館には年代モノの貴重な品々が飾られ、アクセサリーとしての歴史を見る事が出来ます。父上が昭和14年に創業され、2代目の当主磯貝 一さんは後継者として18歳の時から修業を重ねこの道一筋。3代目のご長男も後継の道へ。
 3代ご健在の墨田が誇る伝統工芸一族で最近NHKでも紹介されたほどです。
 資料館は店舗に併設されており、お店には数々のベッ甲製品が輝きを放っています。櫛、かんざしからネックレス、ブローチ、イヤリング、指輪、メガネなどの装飾品は本物の良さを知るお客様に高い評価を得ています。年間20回以上北海道から長崎までデパートの要請で催事、実演販売などお忙しい日々です。来館、来店の際にはすてきな笑顔の奥様が迎えてくださいます。

住所:墨田区横網2-5-5
電話:3625-5875
開館日:毎日 10:00〜17:30
 (お店は日曜・祭日は休業)

藍染博物館〔藤澤形線〕
 平成12年5月に開館。父上の代からの藍染め工場は戦災にも焼け残りました。京島の曳舟小学校裏手の細い路地の一角の広い庭先に藍染めの反物を干す風景は地域の風物詩となっています。
 館長の藤澤謙二さんは墨田区のマイスター、東京都伝統工芸士でもあります。庭先に新築された小さな博物館には父上から受け継いだ歴史的にも価値の高い型紙や、今では作ることの不可能な浴衣や目を奪う染色技術の逸品が展示されています。
 日常着として浴衣を着る事が無くなり、手間ヒマの掛かる藍染めは品質の良さや着心地は認められてもお手軽なプリントやシルク印刷、廉価の海外生産品に市場を席巻されて出番が少なくなって来ているようですが、暖簾やお祭りの半纏、揃いの浴衣や手拭いなど根強い需要に支えられています。
 染色を勉強された3代目の後継者のご次男も頑張られ、館長さんは日本古来の藍染め技術、技法についてを語り継ぐ語り部としてご活躍です。予約をすると工場の案内や楽しいお話や解説もして下さいます。

住所:墨田区京島1-29-1
電話:3611-6760
開館日:月〜金 13:00〜17:00

羽子板資料館〔羽子板の鴻月〕
 すみだの伝統工芸を守り、伝統工芸保存会の礎を築いた第一人者でもある西山さんの羽子板資料館は平成元年に開館。
 きっと来館者数としては飛び抜けて多いのではないでしょうか。向島の資料館には幕末、明治、大正、昭和の羽子板が並び華やかです。都内には羽子板屋さんは4件、下地から押し絵、着物、面相の一貫製作は鴻月さんだけに。
 一国の歴史文化は書いた物、作られた物のみで伝承され、職人という裏方の卓越した技術無しでは残らないので文化を守ってきた職人の使命は大きく、だからこそ伝承しなくてはならないとの強い思いで今日も現役で頑張る大先輩で、ご子息がその後継者としてご活躍です。
 伝統工芸保存会こそは異業種交流の始まりで力を合わせて、裏方から表舞台で製作の様子を実演する事により、伝統技術への評価も高まったそうです。羽子板資料館には学生や外国人の来館者も多く、丁寧に対応される鴻月さんのお人柄が喜ばれています。羽子板と一緒の記念写真が数々送られて出来たアルバムが全てを語っています。

住所:墨田区向島5-43-25
電話:3623-1305 ※10/1〜1/20は休館
開館日:木・金・土 10:00〜17:00

江戸木目込み人形博物館〔塚田工房〕
 11月1日に開館の一番新しい小さな博物館です。体調を崩された父上、塚田詠春さんに変わって3代目(人形師としては7代目)となる真弘さんが、博物館開館に向けて尽力を。父上の塚田詠春さんは墨田区のマイスター、東京都伝統工芸師に認定され、数々の賞を受賞されている人形師です。江戸木目込み博物館には歴代の手による雛人形、御所人形、干支の動物、道具等の他、真弘さんの曾祖父に当たる四代目(名川春山)作の逸品も展示しています。
 25歳から人形師として修業を始めた真弘さんですが、愛らしい、干支の動物などの木目込み人形を製作。そのセンスの良さには血筋を感じます。
 木目込み人形は奥の深い芸術作品でもあり、変わらぬ人気の要因なのでしょう。趣味として木目込み人形作りも人気ですが、素材や材料一式の受注も多いそうです。最近は大きなひな壇を飾る家が少なく、漆のお盆にお内裏様にお雛様、三人官女に五人囃子の一式が揃う精巧で愛らしい木目込みのお人形が人気です。

住所:墨田区向島2-11-7
電話:3622-4579(要連絡)
開館日:月〜土 10:00〜15:00


その他のすみだの小さな博物館 (順不同)
 軟式野球資料館  墨田区墨田2-36-10
tel.3614-3501
 鈴木木工博物館  墨田区東向島6-38-15
tel.3615-5008
 木造建築資料館  墨田区堤通1-7-16
tel.3612-7724
 小林人形資料館  墨田区八広6-31-2
tel.3612-1644
 ブレーキ博物館  墨田区江東橋1-5-5
tel.3632-6931
 セイコー時計資料館  墨田区東向島3-9-7
tel.3610-6248
 能面博物館  墨田区業平5-10-5
tel.3623-3055
 乾燥木材工芸資料館  墨田区錦糸2-9-11
tel.3625-2401
 足袋資料館  墨田区緑1-9-3
tel.3631-0092
 金庫と鍵の博物館  墨田区千歳3-4-1
tel.3633-9151
 建築道具・木組資料館  墨田区菊川1-5-3
tel.3633-0328
 プジョーモトサイクル歴史博物館  墨田区千歳3-12-8
tel.5638-5215
 相撲写真資料館  墨田区両国3-13-2
tel.3631-2150
 合金鋳物博物館  墨田区文花2-4-14
tel.3612-2773
 折箱博物館〔木具輪〕  墨田区立川1-3-5
tel.3631-7785
 古伊万里資料館  墨田区八広5-23-9
tel.3619-3867
 江戸小紋博物館  墨田区八広2-26-9
tel.3611-5019
 屏風博物館  墨田区向島1-31-6
tel.3622-4470
 桐の博物館  墨田区両国4-1-8
tel.3632-0341
 袋物博物館  墨田区両国1-1-7
tel.3631-6353
 NTTドコモ歴史展示スクエア  墨田区横網1-9-2
tel.6658-3535
 新藤ギャラリー  墨田区横網1-10-5
tel.3626-1001
 ※開館日・時間は異なりますので、お問い合わせの上お出かけ下さい。



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