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トップ−蝶々夫人(墨田区民オペラ) |
蝶々さんの純愛が哀しい 名作中の名作オペラ! 「マイクなし、ナマの声でホール全体に歌をひびかせる歌い手さんの歌唱力に圧倒され、いっぺんにオペラファンになった」と前回「カルメン」で初めてオペラを見た56歳の区民(男性)はその感動を語っています。演劇と音楽が合体したオペラこそ究極のエンターテイメント。しかし日本のオペラの観客人口は全く少ないのが現状です。「オペラの素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの区民に知ってもらおうと始めた私たちにとって、この上なくうれしい言葉です」と「墨田区民オペラをつくる会」の会長山田勝巳さんは語っています。 一流のソリスト(歌手)を招き、指揮者の河地良智氏以外、演出、合唱、オーケストラを始め大道具、衣装まで区民の手で毎年、オペラを上演し続けてきて今回で14回目。名作「蝶々夫人」に挑む墨田区民オペラは、今や全国の市民オペラの典型として高い評価を受けています。 <あらすじ>プッチーのオペラ『蝶々夫人』は日本の長崎を舞台にして、『越後獅子』や『宮さん宮さん』など日本のメロディも使われ、わが国でも、もっとも人気のあるオペラのひとつで蝶々さんのアリア『ある晴れた日に』は余りにも有名である。 貧しさゆえに15歳で芸者となった蝶々さんは、結婚仲介人の世話で、アメリカ海軍士官のピンカートンと結婚する。所は長崎の街を見下ろす家。アメリカ総領事館のシャープレスは、浮ついた気持ちのピンカートンをたしなめるが、蝶々さんはキリスト教に改宗し親類に仲間はずれにされてまでピンカートンに愛を捧げようとする。3年経ったら帰ると帰国した夫を待つ蝶々さんの生活は窮迫する。それでもなお彼は帰ると信じているのだが・・・。
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