向島で５年半「下町からの文化発信」にこだわり、絵画、書、陶芸等ジャンルを問わずに プロの素晴らしい作品の数々を紹介してきた、ギャラリー　ア ビアントが、2006年の初頭、吾妻橋に移転、新たな挑戦を。
　折しも、すみだタワーのお話が盛り上がり、浅草から吾妻橋を渡って、リバーピア吾妻橋の１階という最高のアクセスの地にギャラリーをオープンする好機に恵まれ、墨田だけではなく、広い地域から文化を愛する方々の期待に応えるア ビアントにとオーナーの磯貝延子(写真)さんの篤い思いが結実したギャラリーです。
　多くの画家、作者に愛され、ファンをたくさん持つ一味違うギャラリー展開を向島での５年半で築き上げ、ア ビアントからプロデビューされた方、企画展を機にメジャーとなり、高く評価された作家も多く、磯貝さんの人脈、お人柄、審美眼は折り紙付きでもあります。
　オープン記念の企画展はゆかりの深い作家６人の競演という形で作品を展示。すみだには馴染みの深い押上の伊藤正三画伯（故人）、文花の伴よう画伯（故人）の遺作、昨年、ＮＨＫドキュメンタリー番組でも紹介された宇野マサシ画伯と書家の小畑延子夫妻、また、新進気鋭の畠山直樹画伯、異彩を放つ緑川俊一画伯の渾身の作品が展示されますので、是非、ご高覧下さい。
　ア ビアントでは企画展の他、新日本フィルハーモニー交響楽団の墨田在住のヴィオラ奏者、吉鶴洋一さんプロデュースによるギャラリーコンサート、「コンサート 四季」「キッズコンサート」「ニューイヤーコンサート」等も行われて大好評を受けています。移転により会場も広く、墨田区役所の隣という最高のロケーションの地ですみだの皆様に芸術・文化をより身近に感じて頂く場、気軽にお立ち寄り頂くギャラリーにしたいと磯貝さんの思いが溢れる癒しの空間になっています。