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トップ−祝!墨田区誕生60周年(その2)




 昭和22年3月15日に本所区と向島区が合併して墨田区が誕生、歴史的にも成り立ちの違う2つの区が一つになる事にはかなりの軋轢があったようです。
 北十間川を境に(一部、向島も入る)北部と南部では経済規模、道路事情、気質等にかなりの違いがあり、墨田区の南北戦争と揶揄された時期もありましたが、周囲を水に囲まれ、蝶の形をした住みやすいまち、新タワーが立つまちは、産業集積のまち、来街者が集う観光のまちへと区民が一体となって楽しみにしています。

◆墨田区誕生後の歴史
昭和22年・墨田区初の区政概要を発行 人口173,601人(国勢調査)
昭和24年・墨田公園に少年野球場が完成 ・第一回区民体育祭開催
昭和30年・曳舟川埋立工事完成 曳舟川通りとなる
昭和33年・台風22号による大水害 ・12月23日 東京タワーが完成
昭和37年・錦糸町駅ビルがオープン
昭和38年・人口84,607世帯 321,924人 以降人口減少化へ
昭和40年・ゴミ容器収集、ゴミ箱の撤廃
昭和42年・錦糸公園内に墨田体育館完成 ※平成21年に新体育館が完成予定
昭和44年・東名高速全線開通 ・アポロ11号月面に着陸
昭和46年・家庭センター開館
昭和47年・第一回隅田川おどりが開催 ・11月11日都電が撤去
昭和49年・屋内プール体育館が完成
昭和51年・立花団地完成
昭和53年・隅田川花火大会復活 
昭和54年・墨田区基本構想を議決
昭和56年・東白鬚防災団地完成 
昭和58年・墨田区文化観光協会設立 ・すみだ産業会館開館
昭和60年・第1回「5000人の第九」 ・小さな博物館運動スタート
昭和61年・すみだ中小企業センター開館
昭和62年・曳舟文化センター開館 
平成元年・平和福祉都市づくり宣言 
平成2年・すみだ女性センター開館 ・区役所新庁舎が吾妻橋に完成
平成5年・江戸東京博物館開館 ・大横川親水公園全面オープン
平成6年・雨水利用国際会議開催 ・生涯学習センター開館 
平成7年・本所防災館、みどりコミュニティセンター開館 ☆Avenue発行
平成8年・墨田区文化振興財団設立
平成9年・アルカタワーズ錦糸町、すみだトリフォーニーホール(錦糸町北口駅前再開発)オープン
平成10年・墨田清掃工場完成 ・すみだ郷土文化資料館開館
平成11年・地域振興券交付 ・両国屋内プール完成
平成12年・特別区制度改革スタート ・国際ファッションセンター完成 ・介護保険スタート
 ・スポーツ健康センターオープン ・すみだやさしいまち宣言 ・大江戸線 両国駅開通
平成13年・すみだ環境ふれあい館オープン
平成14年・完全学校週5日制 ・区立中学校の選択制がスタート ・錦糸町アルカキットがオープン
 ・墨田区と早稲田大学が産学官連携を締結 ・人口220,716人以降増加傾向
平成15年・営団地下鉄半蔵門線が延伸 ・勝海舟像建立
平成16年・区立中学校が2学期制へ ・「すみだ家庭の日」がスタート ・墨田区観光振興プラン策定
平成17年・墨田区基本構想策定
平成18年・錦糸町オリナス(精工舎跡地)グランドオープン
 ・新タワーの押上げ業平橋地域に建設が決定 ・すみだ観光案内所がオープン
※紙面の関係で元号のみ記載致しました。

 改めて墨田区の歴史を見ますと、我が国の産業界を支え、家族一丸となって働きづくめながらも、高度成長経済の負の遺産でもある公害問題が発生、隅田川は汚染され、大規模工場の移転が進み、その頃から区民人口も減少、第一次、第二次のオイルショック、それを乗り切ってからの平成バブル経済の破綻……。
 中小零細企業の集積するすみだは大変厳しい財政状況に追い込まれながらも、その危機を脱し、新タワー建設を起爆剤として元気なまちへと脱皮中です。

◆すみだの誇り
 墨田区は江戸下町文化の発祥の地で、多くの文人墨客に愛されたまちです。
 両国界隈は芝居小屋が並び庶民文化が栄え、明治42年、両国の回向院境内に国技館が作られ、相撲のまちとなりました。
 すみだの偉人の一人、勝海舟の銅像が区役所うるおい広場に先人の遺業を讃える方達の手によって建立され、また、葛飾北斎もすみだの天才絵師としての評価は全世界に通じ、作品の数々は貴重な財産として、北斎館を建設して展示をする計画が進められています。
 現代のすみだが誇れる人として、岡野工業(株)の岡野雅行氏、(株)リョーワの和田公男氏、久米繊維(株)の久米信行氏伝統工芸の重鎮、西山鴻月氏等多くの方がご活躍です。その中でも異才を放つお2人をご紹介します。

(有)マサミデザイン
 高 橋 正 実 さん
 東駒形に生まれ育ち、すみだの誇りと言うよりもすみだの宝と言える若きデザイナーの高橋さん。そのお仕事の分野は幅広く、受賞、表彰は数知れずのご活躍です。今年4月に開校した橘高校の校章、すみだまつりのイメージキャラクターも高橋さんの作品です。年末に完成予定の成田空港、中央ビルの壁面デザインは北斎の作品をコラージュした23枚の絵と30メートルに亘る金魚の泳ぐ姿は成田とすみだを結ぶ素晴らしい作品となって、多くの方の感動を呼ぶ事でしょぅ。
 32歳の若さでお子様を二人育てながらも世界的デザイナーとして活躍を支えるご主人の深い理解と愛情で、理想のご夫婦でもあります。すみだが大好き、すみだからの発信にこだわる正実さんの充実の笑顔、今後の活躍を期待します。

(株)浜野製作所
 浜 野 慶 一 さん
 H19年度、東京商工会議所の第5回「勇気ある経営大賞」を受賞した金属プレス金型製作、精密板金加工の(株)浜野製作所の浜野慶一さんは若き経営者として斬新的な経営ですみだのものつくりをリード、フレッシュゆめ工場の認定、早稲田大学との産学官連携事業、フロンティアすみだ塾のメンバーで、ご自身の企業経営とすみだの元気のために尽力をされています。その経営手腕は高く評価され、講演依頼も多く、ものつくりのまち、すみだを広く伝える広報マンでもあります。
 数年前に隣家よりの出火で社屋全焼という被害を蒙りながらも、以前に増しての業績を挙げるパワー全開の企業人です。
 今回の受賞は、チャレンジ企業としての活躍が高く評価されての事でしょう。

●音楽都市すみだ
 音楽都市宣言をして来年3月に20年を迎えます。新日本フイルハーモニー交響楽団とのフランチャイズ契約を結び、新日本フィルは『すみだトリフォニーホール』を拠点に世界発信をしている一方、毎年、区内の小中学校でコミュニティコンサートを実施して好評を博しています。「5000人の第九」も名物イベントとして世界中に轟き、アマチュア合唱団、吹奏楽団、交響楽団が活動をする音楽のまちです。

●母なる川 隅田川
 ロンドンにテームズ川、パリのセーヌ川そして東京は隅田川。墨田区の自然資源の最たるモノは隅田川。春のお花見、レガッタ、夏の花火大会、隅田川おどり等々、隅田川の水辺は区民の憩いの場所です。隅田公園には区民の寄附により、新しい桜の木が植樹され、来年以降のお花見の時期は一層美しい桜見物になるでしょう。

●そして、新タワー
 平成23年に完成予定の新タワー建設。すみだに新しい、世界に誇る名所が誕生します。610メートルのタワーには、年間500万人の観光客が想定されています。押上・業平橋地域の町並も日に日に綺麗に、まちも人も元気になって、すみだが生まれ変わる…予感がします。区民のみんなが、まちの将来像を描いて力を合わせていきたいですね。19年度以降の歴史等については12月号で特集します。





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