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祝!都立橘高等学校開校!!  墨田区のトータル情報サイト『アベニュー』
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 墨田区にこの4月、新しい高校、都立橘高等学校が開校しました。近代産業発祥の地としての誇りを持つ墨田区には都立向島商業高校と都立向島高校があり、多くの人材を輩出して来ましたが、教育、産業を含む社会環境の変化に伴い、産業界の新たなニーズに応える人材の育成を目指すために商業高校と工業高校を包含した産業高校の必要性が求められ、向島商業高校・工業高校が発展的に統合し全国初の産業学をメインとした橘高校は各方面から大きな期待が寄せられています。
 学校の所在地は立花4丁目。旧都立向島工業高校の旧校舎を大幅に改修しています。

第一期生
 栄えある第一期生は男子が128名、女子84名の212名。A組からF組までの6クラス編成です。定時制は男子25名、女子21名の46名。昼の部は1年生だけですが定時制は1年生は都立橘高校生、2、3、4年生は向島工業高校生という変則的な形になっています。
 定時制高校は通常4年制ですが、橘高校は2・3学年で4年生の単位を修得する事により、3年間で卒業も出来ます。(1年生の時に三修制を選択)

校長先生
 生徒募集のために学校説明会、シンポジウム等を20回以上開催して、教育方針や産業高校としてのあり方、使命を徹底して説明、公開を重ねて、意欲ある生徒の募集を心がけて来たことが実り優秀な生徒が多く集まりました。
 開設準備から、関わってきた大室文之校長先生は、すみだの学校として、地域の方に愛される高等学校にしたいと徹底的にこだわり、赴任当初から地元町会、産業界、行政とベクトルを合わせての開校を目指し、地道にそして大胆に取り組まれ、その熱意は区内で評判でした。
入学式では3つの約束として
 1 しっかり勉強しよう
 2 決まりは守ろう
 3 自分が言われて嫌なことは言わない、自分がされて嫌なことはしない。
   一生涯の友を得て欲しい
 との3点を確認、楽しく充実した高校生活を送り、橘高校で学んだ事を誇りにこれからの産業界にとって有為な人材に成長して欲しいとの篤い思いが溢れていました。 

校章も校歌合唱も
 校章はすみだの誇る世界的なデザイナーのマサミデザインの高橋正実さんが担当。橘の花をモチーフにしたおしゃれで斬新なデザインはさすがです。
 入学式の校歌発表はコール・プリマ合唱団を軸に墨田区合唱連盟に所属する11団体の有志46名の歌声で新入生を祝福しました。
 高校生はもう、大人で地域や周囲が関与をする立場では無いと考えがちですが、人と人との交流、ふれあいを通じて、地域の方々とのより良い人間関係の中で、充実の学校生活を学ばせたいとの大室校長の配慮でもあるようです。

教育方針 目指す生徒像
・幅広い視野と確かな職業観・勤労観を身に付けた生徒
・自ら起業を目指したり、産業界を始め広く社会に貢献する志あふれる生徒
・企業等の継続や産業を発展させることに意欲を持つ生徒
・努力をいとわず、責任感がありねばり強く積極的な課題解決に取り組む生徒
 の4項目が挙げられています。
 
教育体系とカリキュラム
 産業高校として多くの期待を受けての開校なので、通常の一般教育に加えて、
・ものつくりから流通、販売までを総合的に学び、社会に 貢献する人材を育成。
・国語、数学、英語の習熟度別授業を1年生で身に付け、 使える英語力と生きたIT(情報技術)力を育成、起業家 を育成するために産業界、大学との連携を密にし、通常 の学校行事(体育祭・文化祭・部活動・遠足・修学旅行 等)の他に企業見学、起業コンクール,プレゼンテーシ ョン発表等産業人としての力を育成を重点にしています。
 選択科目として、

  1. 起業、創業選択科目(資金計画、事業計画、関係法律、地域産業論、地球環境科学など)
  2. ものつくり選択科目(陶芸・クラフト・レーザー加工・生産システム技術・ロボット製作・ガラス工芸・パッケージ製作・機械工学など)
  3. 流通販売選択科目(ビジネス実践、ビジネス計算、商品の流通管理、株式会計、市場取引、地域産業論、地域 産業論など)
  4. IT選択科目(ネットワーク、マルチメディア表現、映像メディア表現、システム開発、プログラミング技術など)
  5. 大学受験志望選択
    ものつくりから流通、販売までの学習成果を基に大学 進学(理科系・文科系・芸術・科学・家政学部他)への力を育てます。

 墨田区は23区で唯一、大学や短期大学の無い区でありますが、新設となったこの都立橘高校が新しい息吹を呼び起こす事を区民として期待したいですね。
※外観等のすべての改修工事が完了するのは、今年11月の予定となっています。

住所/〒131-0043 墨田区立花4−29−7
電話/3617−8311 fax/3616−5971
http://www.tachibana-h.metro.tokyo.jp/
 ホームページが充実しています。ぜひご覧ください。




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