 墨田に20年、創業13年の『STUDIO OFF』の大澤さんは日本ガーデンデザイナーズ協会会員で室内装飾園芸技能士、2級造園施行管理士等の資格を持つバリバリのキャリアウーマンです。見掛けに寄らず高い所に乗る植木仕事やレンガやブロック、庭石を持ち上げる力持ちです。
創業当時は造園業者は数多くありましたが、トータルで庭をデザインするガーデンデザイナーは全国で13人しかいない貴重なお仕事で美大、農大卒業生の多い中でカルチャースクールで学び資格を取得したのは珍しい例だったそうで、それだけの努力と才能があった事の証明でしょう。
第1回のテレビチャンピオンに出演、その技を披露した程の腕前、外構工事、エクステリヤ全般の高いセンスと技術力を評価され全国を飛び回る毎日で1年間で走る走行距離はハンパでは無いそうです。
樹木医としても幅広くご活躍、木、花、草の特性を知り育てる難しさは「水やり3年」と造園、お花の業界で云われるように水の与え方一つにも配慮が必要で、お花を枯らす名人には目から鱗のお話です。新聞紙上のお花に関するQ&Aコーナーも長く担当されたり、全国で開催のお花のフォーラムに関わったりのお忙しい日々でもあります。
全国を飛び回り、墨田区でのお仕事が少な目でしたが、ライフワークの研究課題として「下町の庭園研究」に取り組みたいとのお考えで、屋上庭園や小さなお庭で効率的に植物を配し楽しむ下町の知恵とプロの知識の融合やお花好き墨田人の造園の歴史をまとめてみたいと意欲も満々です。お孫さん二人のおばあちゃまには見えない元気でパワー溢れる大澤さんのお仕事は女性の特性を生かした男性顔負けお庭作りでした。
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